ナスダック上場企業、トランプ公式ミームコインへの投資を計画

ナスダック上場の物流管理ソリューション企業フレイト・テクノロジーズ（Freight Technologies Inc.）は 4月30日、新たな財務戦略を計画していることが 報じられた 。

転換社債による資金調達とOfficial Trump（TRUMP）投資

同社は最大2000万ドルの転換社債枠を確保した。 この資金はドナルド・トランプ大統領の公式 ミームコイン 「Official Trump（TRUMP）」の購入に充てられ、上場企業として初めて財務管理にトークンを組み込む試みとなる。

初回の資金引き出し額は100万ドルだ。 将来はさらに1900万ドルの調達が見込まれる。 これは、以前に約800万ドル相当のFETトークン購入を実施した後、仮想通貨への多角的アプローチを強化するための投資だ。

デジタル資産戦略の背景と目的

今回の決定には複数の背景がある。 第一は、TRUMPトークンとFETトークンを導入し、財務管理におけるデジタル資産の多様化を図る狙いだ。 これはデジタル資産の可能性を探る施策の一環である。

第二の背景は、米国とメキシコ間の貿易促進への注力である。 これらの 暗号資産（仮想通貨） を活用し、AI（人工知能）を取り入れた物流ソリューションで国境を越える貿易支援を目指す。

TRUMPトークンは1月、最高値74.59ドルを記録したが、4月には7.14ドルまで下落した。 にもかかわらず、同社は変動相場の中に多様化の潜在価値を見出している。

同社はデジタル資産を「AIテンダリングボット」などのAIソリューションと連動させるほか、「Fr8App」や「Waavely」といった物流プラットフォームの強化を図る。

フレイト・テクノロジーズのハビエル・セルガスCEOは、ブロックチェーン活用による物流促進と米墨貿易支援への意欲を示した。 この投資は、保守的投資家の関心を集める可能性もある。

AIと仮想通貨の融合：新たな潮流

フレイト・テクノロジーズが推進するAIとデジタル資産の統合は、仮想通貨市場全体の注目を集める。 代表例としてMIND of Pepe（MIND）が挙げられる。

MIND of Pepeは、 イーサリアム（ETH） ブロックチェーン上で展開される仮想通貨プロジェクトだ。 核心には自律的に動作するAIエージェントが搭載され、単にデータ分析を行うだけでなく市場のリアルタイム情報も学習する。

さらに、ソーシャルメディアで「HODL」や「to the moon」といった業界特有の表現を用いて対話し、人間の介入なしに新たなトークンを生成するため、従来のミームコインと一線を画している。

この AIエージェント は、SNS投稿やニュース記事、過去の市場トレンドなど大量のデータを処理し、市場洞察と将来予測を生成する。 これらの情報はMINDトークン保有者限定で提供される。 また、AIが市場のナラティブやトレンドを自律的に分析し新たなトークンを創出する機能は、保有者に早期アクセスのメリットをもたらす。

これらの独自性とAIへの期待が市場の注目を集め、プレセールでは2025年4月下旬時点で830万ドル以上の資金調達を達成した。 5月10日には、このAIエージェントが正式にローンチされ、自律的な市場追跡・トレンド分析やコミュニティ対話の機能が稼働する見通しだ。

さらに、MINDトークンはローンチ後7日間のロックアップ期間を伴うステーキングプログラムを提供する。 これは高い年間利回り（APY）を通じて長期保有を促す狙いである。

AIが自ら学習・進化することで市場分析の精度向上とコミュニティエンゲージメントの深化が期待され、需要増加の要因となると見込まれる。

MIND of Pepeの公式サイトを見てみる