ビットコイン 「2028年までに100万ドル到達」 アーサー・ヘイズ氏が強気予測
ビットコイン(BTC)は、世界的な金融資産としての成熟の兆しを見せている。K33リサーチの調査責任者 ヴェトレ・ルンデ氏 によると、2024年4月30日時点でビットコインの週間ボラティリティは563日ぶりの低水準を記録したという。
価格の変動率であるボラティリティは、資産の不確実性や市場心理を反映する指標であり、ビットコインのボラティリティ低下は、価格推移の安定化と資産としての成熟度の高まりを示唆している。
ビットコインの時価総額は現在1兆8700億ドルに達しており、世界の資産ランキングで7位に浮上している。 カンパニーズマーケットキャップ によると、これは銀(シルバー)、メタ(旧Facebook)、サウジアラムコを上回る規模となっている。
また、ビットコインの取引所への預け入れが「有意に減少」しており、ビットフィネックスのアナリストはコインテレグラフに対し、これは「売却圧力の低下と、強い信念に基づく自己保管の増加」を意味すると述べている。
「価格安定と取引所残高の減少という乖離は極めて重要な兆候だ。これは72億ドル規模のオプション満期とマクロ経済の不確実性が高まる中で起きており、供給が減る一方でETFや機関投資家の買い意欲が継続している」
こうした見解は、4月29日にブラックロックのビットコイン上場投資信託(ETF)において過去2番目の規模となる9億7000万ドルの資金流入が 報告された 直後に示された。
BTCは2028年に100万ドル到達か
ビットメックス共同創業者アーサー・ヘイズ氏は、米国の積極的な金融政策と機関投資家の関心の高まりを根拠に、ビットコイン価格が2028年までに100万ドルに到達するとの見方を示している。
ドバイで開催されたToken2049の基調講演で、ヘイズ氏は「今こそあらゆるものにロングで挑む時が来た」と述べた。
「心配する必要はない。ビットコインは2028年までに100万ドルに到達する」と付け加え、その要因として、米財務省による「紙幣増刷」を挙げた。
ヘイズ氏は4月21日、米財務省による債券買い戻しが次のビットコイン価格上昇の「カタリスト」になる可能性があると予測し、「10万ドル以下で買える最後のチャンスかもしれない」と 述べていた 。
財務省の買い戻しとは、米財務省が市場で流通する国債を再購入することで、市場流動性の向上や金利の安定を図る手段の1つだ。
このような強気な予測は、投資運用業界のリーダーたちからも相次いでいる。ARKインベストの最高経営責任者キャシー・ウッド氏は2月、「ビットコインが2030年までに150万ドルを超える可能性が高まった」と 語っている 。
「多くの機関投資家が、リターンとリスクの特性が既存の資産と大きく異なるとして、資産配分の一部にビットコインを組み入れるべきだと考え始めている」
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