ビットコインマイニング企業ライオット・プラットフォームズが、2024年第1四半期に2億1180万ドルの純利益を報告した。前年同期から1000%の増加だが、アナリストの収益予測には届かなかった。

5月1日に 発表された ライオットの第1四半期決算は、マイニング収益が前年同期比55.4%増の7460万ドルに達し、ビットコイン価格の131%の上昇が主な要因だった。同社の総収益は7930万ドルで、調査会社ザックスによる予測を14%下回った。

ライオットによれば、純利益とマイニング収益の増加は、ビットコインの生産量減少とマイニングコストの上昇により部分的に鈍化されたという。

2024年第1四半期にライオットがマイニングしたビットコインは1364BTCで、2023年第1四半期から36%減少した。1BTCをマイニングする平均コストは2万3000ドルで、前年同期に比べ144%高くなっている。これは「ハッシュレートの89%の増加が主な要因だ」と同社は説明している。

ライオットは先月、テキサス州コルシカナに新しい施設を建設すると 発表し 、ジェイソン・レスCEOは、完成すれば世界最大のビットコインマイニング専用施設になるとしている。

ライオットは、年内にハッシュレート容量を12.4エクサハッシュ/秒（EH/s）から31EH/sに増加させる予定だ。コルシカナの施設が2025年に完全に展開されると、ハッシュレートは41EH/sに増加する予定だ。ライオットは、2027年またはそれ以降に100EH/sに達することを長期的な目標としている。

ビットコインマイニング企業ライオット 2024年第1Qの純利益2億1100万ドルに image 0 Change in Riot’s hash rate bi-annually by facility. Source: Riot Platforms

ハッシュレート・インデックス によると、ライオットのハッシュレートは、現在マラソン・デジタルとコア・サイエンティフィックに次ぐ世界第三位であり、それぞれ24.7EH/sと16.9EH/sである。