香港のブロックチェーンゲーム企業アニモカ・ブランズが、新たなビットコイン（BTC）エコシステムプロトコルであるオパール財団を支援することで、ビットコイン業界への参入を果たした。

アニモカ・ブランズは4月30日、「ビットコインに参入する」と 発表し 、ビットコイン上に構築されるゲーム、教育、文化のための「最大のWeb3エコシステム」を目指すとの高い野心を明らかにした。

同社のビットコインへの進出はオパールプロトコルとBLIFトークンを通じたものとなる。BLIFトークンはオパールプロトコルのルーンズトークンとなり、アニモカとメタバース技術プラットフォームのデアワイズによって開始される。

発表では、アニモカはビットコイン上で「真のデジタルライフ」を可能にするトークンとしてBLIFの将来性を強調し、ビットコインはWeb3に向けた準備が整ったと宣言した。

「オーディナルズの登場により、ビットコインは単なる価値の保存手段から、Web3時代の文化の保存手段へと大きく飛躍した」とアニモカの共同創業者であり執行会長のヤット・シウ氏は指摘する。「ビットコインチェーン上でのプレゼンスをオパールプロトコルの興味深い取り組みを通じて強化することで、すべての人々がデジタル財産権を享受し、ネットワーク効果の力を利用できるオープンなメタバースのビジョンを進展させる手助けになるだろう」と彼は付け加えた。

発表によれば、アニモカ・ブランズのポートフォリオ企業6社がすでにジェネシスメンバーとして参加していることが説明されている。さらに、今後のアニモカ・ブランズによるビットコインベースのプロジェクトはすべてオパール財団と提携するという。

2024年に始動したオパールプロトコルは、「BLIFを利用したビットコイン上の分散型エコシステムプロトコル」と位置づけられている。その 「ライトペーパー」 では、「オパールプロトコルは単なるデジタル・プレイグラウンドではない。バンキング、エンターテインメント、教育、社会的交流が調和して共存する、現実のデジタル拡張として設計されたバーチャルとリアルのシームレスな融合となる」と記されている。

オパールの公式テレグラムグループの広報担当者によると、オパールプロトコルとBLIFエアドロップの開始日は後日発表される予定だ。

「アニモカ・ブランズを最初の戦略的立ち上げパートナーとして迎えられることを誇りに思う。オパール財団はビットコインとオーディナルズへのオープンなオパールプロトコルを確立するという彼らのビジョンを橋渡しするのに役立つだろう」と同社はウェブサイト上で語った。