ビットコインの価格調整 仮想通貨トレーダー「ごく普通のことだ」 | ナラティブ不足の指摘も
ビットコイン(BTC)は過去3ヶ月で約20%下落したが、仮想通貨トレーダーはこの下落を市場サイクルにおける通常の調整として捉えているようだ。
リアルビジョンのラウル・パルCEOは 4月30日の投稿 で「これは過去12ヶ月で4回目の20%の調整だ...ごく普通のことだ」とコメントした。
仮想通貨トレーダーの レクト・キャピタル は「これはまさにサイクルが歴史的な価格基準や伝統的な半減期サイクルと再同期するために必要なことだ」と語った。「価格は4万ドルに下がるかもしれないが、40万ドルに上がるかもしれない。それが現実であり、素晴らしい賭けだ」とアポロのトーマス・ファーラーCEOは 付け加えた 。
コインマーケットキャップのデータ によると、記事公開時点でビットコインは過去24時間で6%下落し、5万9730ドルで取引されている。
コイングラスのデータ によると、一時的に5万9097ドルまで下落したことを受け、9650万ドルのロングポジションが清算された。
レクト氏は 別のX投稿で 、ビットコインの価格は「さらなる下落ごとに最終的な底に近づいている」とコメントした。
新しいナラティブが不足
コレクティブ・シフトのベン・シンプソンCEOはコインテレグラフに対し、ビットコインの半減期後にはトレーダー向けの新しいナラティブが不足しているため、市場は現在「静かな期間」にあると考えているが、今後数ヶ月の長期的な見通しについては楽観的だと語った。「今後1、2ヶ月は横ばいの動きが続き、特にマクロ経済の不確実性が続く中、下落が続くと思う。利上げの決定や進行中の戦争など、市場には多くの不確実性がある」と述べた。
他のトレーダーも、今後数ヶ月でブレイクアウトを示唆する強気の指標がビットコインの価格チャートに形成されていると指摘している。
仮想通貨トレーダーのガリー・サマは、ビットコインの価格チャートに形成されているカップ・アンド・ハンドルのパターンに注目し、「ハンドルは前回の高値の周辺かそれ以上で形成されている」と 指摘した 。
ビットコインと並行して、全体的な仮想通貨市場も広範囲にわたる調整を経験しており、イーサリアム(ETH)は7.4%下落、ソラナ(SOL)は10.1%下落、ドージコイン(DOGE)も10.1%下落した。
市場の下落は過去24時間で全体的な投資家の市場心理を低下させた。 恐怖強欲指数 によると、5月1日の指数スコアは「中立」の54に落ち込み、過去3ヶ月で最低となり、4月30日の「強欲」スコア67から13ポイント下がった。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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