ブラックロックのビットコイン現物ETFが4日連続で流入なし|仮想通貨コミュニティの懸念高まる
ブラックロックのビットコイン現物ETFが、ローンチ以来初めて数日連続で流入がなかったために、ビットコイン (BTC) コミュニティは懸念を強めている。
米国で最も急成長しているビットコイン現物ETFであるブラックロックの「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト (IBIT)」は、4月24日以降、流入が記録されていない。
IBITの公式サイトのデータによると、過去4営業日で同ファンドは274,462 BTCを保有しており、変動がない。
4月24日にIBITは71日連続の流入記録をストップした。以前は毎日着実に新規投資を集めていたため、今回の停止は懸念材料となっている。1月11日の取引開始時はわずか2,621 BTCの保有高だったIBITは、その後10,378%も保有高を増やしていたことが市場の強気材料の一つとなっていたためだ。
一部の仮想通貨アナリストは、IBITの流入停止を 懸念しており 、投資家にとって好ましい兆候ではないと指摘。また、業界関係者の中には、過去4日間の流入停止よりも、むしろ71日連続の流入記録の方が異常だったと指摘する声もある。
「ETFで新規のビットコインが流入したり流出したりするためには、供給と需要の間に十分なミスマッチがなければならない。そうすることで、マーケットメイカーはクリエーション・ユニットの作成や破壊を行うことができる」と、アポロ共同創業者のトーマス・ファーラー氏は4月30日にソーシャルメディア上で述べた。
「これはビットコインETFに限った話ではなく、ETF全般の仕組みだ。ほとんどのETFは、ほとんどの日で流入額がゼロになる。ブラックロックの流入額の増加傾向が例外だったのだ。」
ブラックロックの流入停止期間中、グレイスケール・インベストメンツを含む他のETF発行体では、ビットコインETFからの流出が続いている。
ホドル・キャピタルの データ によると、4月29日の米国における10のビットコイン現物ETFからの総流出量は、823BTCに達した。同日、グレイスケール・ビットコイン・トラストETF(GBTC)は296,724 BTCを保有しており、1月11日の当初保有高から約52%減少している。
ブラックロックの274,462 BTCに対して、グレイスケールのGBTCは現在、わずか約8%多く保有しているだけだ。
米国でのビットコイン現物ETFの流入は鈍化しているが、取引開始以来の総保有高の変化で見ると、依然としてプラスの領域にある。4月29日時点で総BTC ETF保有高は831,424 BTCとなり、1月11日以降、約33.1%増加している。
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