香港でのビットコインETF承認 半減期による上昇相場をさらに加速させるか
市場関係者によれば、香港で初のビットコイン上場投資信託(ETF)が承認されれば、ビットコインの半減期による上昇相場の大きな触媒となるかもしれない。
4つのビットコインETF承認の可能性
香港の証券先物取引委員会(SFC)は、ビットコインの半減期の数日前にあたる4月15日までに、初の現物ビットコインETFを承認する 可能性がある 。地元メディアの報道によると、香港の規制当局は4つの現物ビットコインETFの承認プロセスを加速しているとされる。この承認が実現すれば、香港の個人投資家と機関投資家の両方にビットコインへのエクスポージャーを提供することで、ビットコインへの買い需要を増加させるかもしれない。
仮想通貨起業家兼投資家のラーク・デイビス氏は 4月12日の投稿で 「香港は月曜日にビットコインとイーサリアムの現物ETFを承認する可能性が高い。中国はビットコインの半減期が起きる同じ週に入札を開始するだろう」と記している。
証券規制当局が初の現物ビットコインETFを承認した後、香港証券取引所にETFを上場する手続きを完了するまでには約2週間かかる見込みだ。
ビットコイン強気相場の触媒になるか
仮想通貨取引所ウェブシーの最高執行責任者であるハーバート・シム氏は、香港で初の現物ビットコインETFが承認されれば、ビットコインの半減期後の上昇を加速する可能性があるとコインテレグラフに語った。
「値動きで注目すべきなのは半減期だけではない。むしろ来週に控えた香港でのビットコインETF承認が重要だ。中国の大手銀行も自らビットコインを購入し始めるだろう」とシム氏は話す。彼は、米国のビットコインETFで生まれた機関投資家の需要と流入が続くと予想しており、「ビットコイン半減期による供給削減とともに、価格は間違いなく上昇するだろう」と主張する。
少なくとも1万BTCを保有するいわゆるメガホエールと呼ばれる大口投資家は、来週の承認に先立ち、現在の価格水準でビットコインを蓄積していると、人気の暗号資産コメンテーター、ビットコイン・マンガーが 4月12日の投稿 でのべている。「ビットコインを唯一買い増している集団は、最大のクジラ(>1万)だ。香港でのETF承認と半減期を直前に控えており、これはポジティブな逆張りのシグナルだろう」と彼は書いている。
ETFの流入はビットコイン価格ラリーの重要な部分だ。2月15日までに、ビットコインETFはビットコインにおける新規投資の約75%を占めていたと、CryptoQuantの研究が示している。
アポロの共同創設者であるトーマス・ファーラー氏は4月12日の投稿で、以下のチャートを参照しながら「ETFの流入がビットコインの価格を牽引していることは非常に明白だ」と 記している 。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
人間中心のデジタルアイデンティティネットワークをグローバルAIハブに導入する世界が米国に初進出
簡単に言えば World は米国への進出を発表し、ユーザーはアトランタ、オースティン、ロサンゼルス、マイアミ、ナッシュビル、サンフランシスコの 6 つの主要都市で World ID を確認できるようになりました。

ハーバード大学、ドナルド・トランプ政権の2億ドルの資金凍結をめぐり訴訟起こす。大学におけるブロックチェーン導入への疑問が高まる
簡単に言えば ハーバード大学は、2億ドルの資金凍結をめぐってドナルド・トランプ政権を相手取って訴訟を起こし、導入には現在も障壁があるにもかかわらず、高等教育機関でブロックチェーンを導入して財務の透明性を高める必要があることを強調した。

ビットコイン、GW中にレンジブレークあるか?【仮想通貨相場】
米国の失業保険申請件数が10月以来の最高水準に上昇
トレンド
もっと見る暗号資産価格
もっと見る








