ビットコインの強気相場に異変? オンチェーン指標で過熱の兆候
仮想通貨トレーダーの間で人気のある指標から、ビットコイン(BTC)の半減期を前に利益確定の準備を進めている兆候が読み取れるという。
バリュー・デイズ・デストロイド(VDD)マルチプルと呼ばれる指標が最近4.0を超えたことで、市場アナリストの間では市場全体が強気相場の終わりに近づいているとの憶測が広がっている。
「オンチェーンの勢いは頂点に達したか?」と匿名トレーダーのTXMCトレーズが 4月10日の投稿 で問いかけた。
VDDマルチプルは、ビットコイン価格が過熱の兆候を示し、ピークに近づいている可能性を示唆する場合に注目される。
VDDマルチプルの数値が高いほど、市場に大量のビットコインが急速に流入し、売却される可能性があることを示している。
現在、VDDマルチプルは3.03にあるが、3月28日には一時的に4.21に急騰した。今年の始め、1月1日には約2.04だったので、倍増したことになる。 グラスノードのデータ によると、VDDマルチプルの指標は2013年4月に4.4のピークに達した。
VDDマルチプルが4を超えたのは2021年1月で、当時ビットコインは4万257ドルだった。しかし短期的なピークは市場の低迷にはつながらず、ビットコインの価格はすぐに急騰した。わずか2か月後の2021年3月には、ビットコインの価格は52.2%上昇し、6万1283ドルに達した。
ビットコイン半減期まであと9日となり、過去の半減期イベント前に観測された水準を超えている。前回の半減期が2016年7月9日に迫った同じ時期には、VDDマルチプルは0.419だったが、2020年のビットコイン半減期の10日前には1.606に達していた。
グレースケールのビットコイン・トラスト(GBTC)からの大量の流出がVDDマルチプルの水準上昇の原因だと、グラスノードのシニアリサーチャーのクリプトビズアートはXで4月10日に 指摘した 。「1月10日以降に動いたグレースケールのコインの量が、VDDを新たな高みに押し上げている」と彼は語った。
1月10日、米証券取引委員会(SEC)は現物ビットコイン上場投資信託(ETF)の取引を承認した。その承認以来、GBTCは総額159.6億ドルの資産が流出した。ファンドの高い手数料が他のビットコインETFと比べて高いことも、流出が増えた理由として指摘されている。
ビットコインは今年1月1日以来56%上昇し、4万4172ドルから現在の価格6万9260ドルまで上昇している。
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